今週の出演トラックマンは、東が競馬ブックの林茂徳さん、西が研究ニュースの小宮邦裕さん。お二人の自信の勝負レースである東京11R「アルテミスステークス(G3)」の買い目のほか、京都11R「スワンステークス(G2)」と、日曜日の「天皇賞・秋(G1)」の印を紹介します。
先週は、競馬ブックの石井健太郎さんが東京12R「3歳以上1000万下」、競友の前田智基さんが東京11R「富士ステークス」で勝負しましたが、どちらも的中しませんでした。石井さんは一発逆転を狙い、単勝10万円の大勝負に出ましたが、先行脚質の本命馬⑤メイショウジーク(3番人気)がまさかの出遅れで15着という残念な結果に。お二人の今年の成績は石井さんが5戦1勝 -193,500円、前田さんが4戦0勝 -42,200円でした。
林茂徳 | 小宮邦裕 | |
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成績 | 2017年勝負レース4戦2勝 + 105,720円 回収率285% |
2017年勝負レース4戦1勝1分 – 200円 回収率99.5% |
トラックマンTV 予想
京都11R スワンステークス 2017
- 小宮邦裕
- ◎ 3.サングレーザー
- ◯ 2.レッツゴードンキ
- ▲ 18.カラクレナイ
- △ 7.キャンベルジュニア
- △ 11.セイウンコウセイ
- △ 6.ジューヌエコール
- 林茂徳
- ◎ 2.レッツゴードンキ
- ◯ 7.キャンベルジュニア
- ▲ 18.カラクレナイ
- △ 3.サングレーザー
- △ 11.セイウンコウセイ
- △ 1.ビップライブリー
- △ 17.ミスエルテ
- △ 6.ジューヌエコール
小宮邦裕「③サングレーザーは距離を短くしてから力を発揮してきた。3連勝で上がってきて今回一気に相手は強くなるが、この馬はけっこう折り合い難しい面があり、逆に強い相手でペースが流れた方がより競馬しやすいんじゃないかという気もする。実績馬より勢いというのを重視してこの馬を本命に。②レッツゴードンキはG1で1回使って調教の反応がすごくよくなっているので、反動よりも上昇の方が大きい。枠順もいいところを引いたし、大崩れすることはないと思う。⑱カラクレナイも距離は短い方がいい。4走前のフィリーズレビューはハイペースだったとはいえ、いい決め手を使って差し切った。2着は桜花賞馬レーヌミノルだった点からも強調できる。元々後ろから行く馬なので大外枠でも問題ない。馬券は上位3頭をBOX、キャンベルジュニアは2着・3着付けで買ってみたい」
林茂徳「本命②レッツゴードンキ。4走前の京都牝馬S(G3)は外目から馬場の外目に出して、最後は力でねじ伏せる横綱相撲。春秋スプリントGIでともに2着という地力、このメンバーであれば1枚も2枚も上だと思う。桜花賞がカウントされなくて、54キロで出走できるというのも非常に有利に映る。桜花賞以来久々の勝利を上げた京都牝馬Sと同じ舞台なので、ここなら役者の違いを見せてくれるはず。⑱カラクレナイの復帰戦ローズSは正攻法で追いかけてスタミナ切れしたという内容だったし、1800mそのものも少し長かった。やはりレーヌミノルを大外から差し切ったフィリーズレビューと同じ1400m。今回は狙い目。馬券は②レッツゴードンキから馬単マルチで強弱を付けて買ってみたい」
東京11R アルテミスステークス 2017
- 林茂徳(勝負レース)
- ◎ 13.ラッキーライラック
- ◯ 14.トーセンブレス
- ▲ 10・シンデレラメイク
- △ 7.ウラヌスチャーム
- △ 11.グランドピルエット
- △ 2.ラテュロス
- △ 12.シスターフラッグ
- △ 9.スカーレットカラー
- 小宮邦裕(勝負レース)
- ◎ 14.トーセンブレス
- ◯ 13.ラッキーライラック
- ▲ 7.ウラヌスチャーム
- △ 2.ラテュロス
- △ 8.トロワゼトワル
- △ 9.スカーレットカラー
- △ 5.ダノングレース
林茂徳「本命⑬ラッキーライラック。新馬戦は残り500mで馬ごみからゆっくり外に出し、追い出してからは悠々と突き抜けた。2着にしぶとく食い下がってくる馬がいたが、その後ろは5馬身ちぎれた。中間の調教をみても一週前に栗東CWで1F11秒5、今週は古馬のオープン馬と併せ馬して6F81秒9。反応を見る限り、デビュー戦のCWの動きより、ずいぶん滑らかで加速もスムーズになっている。このメンバーでは素質が一枚上かなという印象を持っている。⑭トーセンブレスの中山マイルのデビュー戦は内々を通って勝ちパターンに持ち込んだ2着馬を楽に差し切った。その2着馬も次走、圧勝している。ただ、この馬の母系が短距離馬の母系なので、2戦目でテンションが上がったり、ちょっと折り合い面がポイントになってくる。⑩シンデレラメイクは、逃げるか、好位から早めに動いて早めに抜け出すような形を取ればおもしろい。⑦ウラヌスチャームは最後まで本命にするか迷った馬で、ちょっと道悪というのを頭に入れた場合に少し評価を下げた。新馬戦は新潟の外回りなので当然上がりは速くなるが、いかに超スローの一段の競馬になったといっても、上がり3F32秒0は新馬戦としては最速の記録。その時の2着馬が先日のサウジアラビアRCで3着していることからも相当な素質を秘めている一頭であることは間違いない」
小宮邦裕「⑭トーセンブレスの新馬戦はスタート遅れたものの慌てず騒がずという感じで、4角までは外を回らず、4角で外に出した。2着馬は勝ちパターンの競馬をしていたが、この馬は余裕残しで差し切ってしまった。この時、雨の稍重だったことも強調材料。この馬が一番インパクトがあったので本命にした。⑬ラッキーライラックは牝馬にしては馬格があって、馬っぷりも目立つし動きもしっかりしている。デビュー戦のレース内容も良かった。ただこの馬はすごく跳びが大きいので、道悪になるとマイナスかなと思っている」
単勝
13 6,000円
馬連
13-14 2,000円
13-10 1,500円
13-7 1,500円
3連単フォーメーション
13 → 14.10.7 → 14.10.7.11.2.12.9
18点 各300円
13 → 14.10.7.11.2.12.9 → 14.10.7
18点 各200円
合計:20,000円
小宮邦裕
3連単フォーメーション
14 → 13.7.2 → 13.7.2.8.9.5
15点 各1,000円
合計:15,000円
天皇賞・秋 2017
- 林茂徳(東の2位)
- ◎ 2.サトノクラウン
- ◯ 18.シャケトラ
- ▲ 4.リアルスティール
- △ 15.7.9.3.8
- 小宮邦裕
- ◎ 7.キタサンブラック
- ◯ 4.リアルスティール
- ▲ 13.グレーターロンドン
- △ 12.2.9
- 京増真臣(東の1位)
- ◎ 9.ソウルスターリング
- ◯ 7.キタサンブラック
- ▲ 2.サトノクラウン
- △ 3.4.5.13
- 井上達也(西の1位)
- ◎ 5.ヤマカツエース
- ◯ 13.グレーターロンドン
- ▲ 4.リアルスティール
- △ 2.7.9.10.12
林茂徳「伝統的に4歳馬が強いが、今年は4歳馬の代表格サトノダイヤモンドがいない秋天皇賞。となれば上の5歳世代から入るのが本筋。その中でも⑦キタサンブラックの取捨。春の厳しいローテーションからどこまで立ち直っているかが一つ大きなポイントになる。本命は②サトノクラウン。大阪杯は12キロ減、ゲートもいまひとつで、かなり力んだ走りになってしまったが、宝塚記念はそこから見事に修正してきた。バックストレッチで一旦キタサンブラックにプレッシャーを掛けに行って、そこからもう1回下げて、直線外から一蹴という圧倒的な強さだった。今回美浦に帰厩してきた当初から、とにかくシルエットが素晴らしい。過去2年、秋の天皇賞で惨敗しているが、3歳時の17着はダービー以来だったし、4歳時の14着はチークピーシーズを付けたり、何か心身のリズムがかみ合っていなかった気がする。この馬を完全に手の内に入れているミルコ・デムーロ騎手とのコンビなので、宝塚記念のミルコマジックの再現に期待した。⑱シャケトラの春天皇賞はゲートが決まらなくて、ちょっとちぐはぐな競馬になってしまったが、宝塚記念では、しっかり立て直して正攻法で4着に来た。やはり天皇賞といえば4歳馬なんで対抗に。単穴は④リアルスティール。天皇賞は過去10年を振り返っても毎日王冠組が絡まなかった年は昨年だけ、あとは毎年馬券になっている。この馬が毎日王冠の時のような素晴らしい雰囲気で返し馬に出てきたら、勝つ場面まであると思う」