世界中のホースマンが憧れる夢舞台・フランス「凱旋門賞(G1)」。これまで22頭の日本馬が跳ね返されてきた世界最高峰の頂。今年はクリンチャーと武豊騎手が日の丸を背負い挑みます。
凱旋門賞の予想に役立つ、海外競馬評論家・合田直弘さんの注目馬と、海外競馬の達人・秋山響さん&平松さとしさんの買い目を紹介します。
レース結果
1着:⑩エネイブル
2着:⑲シーオブクラス
3着:⑥クロスオブスターズ
単勝:10 170円
馬連:10-19 590円
馬単:10-19 750円
3連複:6-10-19 5,050円
3連単:10-19-6 10,850円
凱旋門賞らしくない隊列になったのは、デットーリがエネイブルの力を信じて勝利を確信しとるポジションを取ったからやろね。そういった意味ではユタカちゃんも最高のアプローチ。あの立ち回りで跳ね返されたなら仕方ない。牝馬の58キロ、連覇を懸け、人気を背負ってあの勝ち方は人知を超えとるよ。
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) 2018年10月7日
凱旋門賞2018 予想
海外競馬評論家
- 合田直弘
- ◎ 10.エネイブル 1着
- ◯ 5.ヴァルトガイスト 4着
- ▲ 6.クロスオブスターズ 3着
エネイブル
「凱旋門賞、史上7頭目の連覇を達成する確率はかなり高いと見ている。今年は開幕前にヒザを痛めて長期休養。一時期は復帰が難しいと言われていた。ところが1ヶ月前のセプテンバーS(G3)で11ヶ月ぶりに復帰して、“3馬身半差の圧勝”で復活をアピール。やっぱりこの馬、モノが違うんだなと思った。唯一ほじくるように不安な点を探せば、去年制した凱旋門賞は“シャンティ”で、パリロンシャンの経験がないこと。しかしロンシャンを苦にするとも思えないので、多分、杞憂に終わると思う」
ヴァルトガイスト
「ここへ来ての上昇度という点では、エネイブルを上回る。前哨戦のフォア賞のレースぶりには度肝を抜かれた。後方からほぼノーステッキで突き抜けたあの競馬は鮮やかの一言。前哨戦でいい勝ち方をしたという事は、ロンシャン競馬場の馬場に対する適正も実証済みということ。これはエネイブルにない強み。今年の4勝は全て“芝2400m”のレース。全盛期を迎え、打倒エネイブルの筆頭格」
クロスオブスターズ
「去年の凱旋門賞の2着馬(8番人気で激走)。近走の成績があまり良くなく、英ブックメーカーの想定単勝オッズは現在34.0倍。ドバイシーマクラシック(G1)は気性が悪化し3着。それ以降も敗戦が続き、評価が下がった。元々ちょっと気性的な難しさがあった馬が、今シーズン迎えて、春、本当かかり癖がひどくなった。しかし、ドスローだった前哨戦のフォア賞で“折り合い”のついたレースを見せ、復調を感じさせた。5歳の秋を迎え、精神面の成長を見せるこの馬の末脚は怖い」
「根本からして凱旋門賞は大変荒れるレース。あまり人気馬同士で決まらない。一筋縄ではいかない競馬だと思ってほしい。そういう意味で馬券は⑥クロスオブスターズの“2着付け”をオススメしたい」
海外競馬の達人
- 秋山響
- ◎ 10.エネイブル 1着
- ◯ 5.ヴァルトガイスト
- ▲ 19.シーオブクラス 2着
- △ 1.デフォー
- △ 6.クロスオブスターズ 3着
- △ 7.タリスマニック
- △ 13.キューガーデンズ
「本命⑩エネイブル。能力、センスともにここでは一枚上。年内に1度しか使わずに凱旋門賞を制した例はないが、昨年も英国調教の牝馬としては初の優勝。再び歴史を塗り替える」
10 ⇔ 5.19 (4点)
5 ⇔ 19 (2点)
10 → 7.6.1.13 (4点)
5 → 7.6.1.13 (4点)
19 → 7.6.1.13 (4点)
3連単 (的中!10,850円)
5.10.19 → 1.5.6.7.10.13.19 → 1.5.6.7.10.13.19 (90点)
- 平松さとし
- ◎ 19.シーオブクラス 2着
- ◯ 10.エネイブル 1着
- ▲ 5.ヴァルトガイスト
- △ 13.キューガーデンズ
- △ 11.ヌフボスク
- △ 7.タリスマニック
- △ 8.ティベリアン
「オッズ的な妙味を考慮して本命は⑲シーオブクラス。追い込み一手の脚質とゲート番(⑮番)も決して有利ではないが、斤量面と昨年のエネイブルと同じ臨戦過程、さらに前走の強いメンバー構成を考慮して逆転を期待」
19 ⇔ 10.5 (4点)
10 ⇔ 5 (2点)
19 → 13.11.7.8 (4点)
3連単
5.10.19 → 5.7.8.10.11.13.19 → 5.7.8.10.11.13.19 (90点)