競馬コンシェルジュ オールカマー、神戸新聞杯 2017 予想と買い目

今週の出演コンシェルジュは競馬評論家の棟広良隆さんと、フリーの競馬記者・辻三蔵さん。番組で紹介されたプランの中から中山11R「産経賞オールカマー (G2)」と阪神11R「神戸新聞杯 (G2)」の印および買い目を紹介します。

秋の天皇賞に照準を合わせたメンバーが集う「オールカマー」。昨年は1番人気5歳馬のゴールドアクターが人気に応え勝利。菊花賞へ向けた最終トライアル「神戸新聞杯」は昨年、ダービー2着のサトノダイヤモンドが制しています。



競馬コンシェルジュの予想

オールカマー 2017
棟広良隆
◎ 12.デニムアンドルビー
◯  8.ステファノス
▲ 16.ツクバアズマオー
△  4.ブラックバゴ
×  2.アルバート
× 14.モンドインテロ
注  9.タンタアレグリア
注 15.カフジプリンス

辻三蔵
◎  9.タンタアレグリア
◯  4.ブラックバゴ
▲ 15.カフジプリンス
☆  2.アルバート
△  6.ルージュバック
△  8.ステファノス
△ 14.モンドインテロ


辻三蔵「ほとんどの有力馬が久々なので仕上がり状態がカギになる。前哨戦のオールカマーは、前半はスローペースになり、後半の上がり勝負になる。ただ直線に登り坂があるのでスタミナと瞬発力の両方が要求される。2008年以降のオールカマーの好走調教に該当したのは⑨タンタアレグリアと④ブラックバゴ。⑨タンタアレグリアの前走・アメリカJCCは、G2だがメンバーは揃っていた。これを8ヵ月ぶりの初戦で勝っている。調教の過程を見る限り、今回はその時より状態はいい」

棟広良隆「⑫デニムアンドルビーの3走前・中山牝馬Sは、スローペースの流れで内目の先行馬が有利だった。勝ったトーセンビクトリーは理想的な競馬をしていたし、2着のマジックタイムも出遅れたこの馬より前目にいた。マジックタイムも決め手に勝っている馬だが、この馬も4角12番手から5着とはいえ、0.2秒差まで差し込んできた内容は、決して悪いものではない。そして前走の鳴尾記念6着。このレースも前で競馬した馬がかなり有利な流れで、そこで0.4秒差なら悪くない。今回使う2200Mの距離は、過去の実績になるが、2015年の宝塚記念2着がある。阪神の2200Mは中山の2200Mと似た舞台なので、距離・コースはまったく問題ない。要は出来がどうか?今回、中間の乗り込み量の豊富さ、そしてコースも併用してきている。その意味で今回は復活にかける思いというのが強いのではないかと思う。元々の力を考えれば牡馬が相手でも、これくらいのメンバーなら十分通用する。人気的にもおもしろい。⑯ツクバアズマオーは、一言で言えば中山巧者。近走内容が案外なのが気になるが、舞台設定事態は合っているので重い印を打った」

買い目

棟広良隆

3連単 軸2頭マルチ
 12.8 → 16.4.14.2.9.15.6.3.10

合計:54点

辻三蔵

単勝
  10,000円

馬連
 9-15 3,000円
 4-9  4,000円
 4-15 1,000円

合計:18,000円

 

神戸新聞杯2017
棟広良隆
◎  3.ダンビュライト
◯  5.キセキ
▲  8.レイデオロ
△ 14.アドマイヤウイナー
×  4.ベストアプローチ
× 11.カデナ
注  9.マイスタイル

辻三蔵
◎  3.ダンビュライト
◯  4.ベストアプローチ
▲  8.レイデオロ
☆  9.マイスタイル
△  2.サトノアーサー
△  5.キセキ
△ 11.カデナ


辻三蔵「神戸新聞杯は調教予想家にとって当てやすいレース。2008年以降の神戸新聞杯の好走調教に該当したのは③ダンビュライト。久々とは思えないくらい完璧に仕上げている。④ベストアプローチは青葉賞の時より、今回の方が反応が良かった。この馬はまだ伸びしろがあるし、目一杯に仕上げて戦わないと菊花賞の展望が開けないので本調子に近いくらいの感じで仕上げていると思う」

棟広良隆「本命③ダンビュライト。ポイントは皐月賞とダービー。皐月賞は1000M通過が59秒0というラップ。その速めの流れを強気に先行して、そこからさらにグイっと伸びて12番人気ながら0.1秒差の3着に食い込んだ。しかも1、2着馬はさらに内目を通っていたので、この馬が外目を通っていたことを考えるとかなり強い3着だったと言える。対してダービーは1000M通過が63秒2だった。その流れをロスなく追走できたが、馬郡が固まってしまい、動きたいとこで動けず、瞬発力勝負の流れに持ち込まれた。皐月賞で速めの流れを強気に行ったということを考えると、この流れは向いていない。向いてはいないがそれでも0.4秒差まで差を詰めてきた内容は評価できる。今回の神戸新聞杯でも上がり33秒台を要求されるとどうか?というのはあるが、皐月賞の内容からも34秒台前半ならば対応できる。⑥アダムバローズと⑨マイスタイル、2頭の先行馬がいて、多分その次にはいると思う。そこからロングスパートを掛ける競馬でどうか?というのはおもしろい面があっていい」

買い目

棟広良隆

3連単F
 3.5 → 8 ⇔ 3.5.14.4.11.9.2.6

合計:28点

辻三蔵

単勝
  5,000円

枠連
 [3] - [3] 5,000円

馬連
 3-8 5,000円
 3-9 2,000円
 2-3 2,000円
 3-5 2,000円
 4-8 5,000円
 4-9 1,000円

3連複
 3-8-9  5,000円
 3-4-8  5,000円
 3-8-11 2,000円
 3-4-9  1,000円

合計:40,000円