競馬コンシェルジュ 京王杯2歳ステークス 2017 予想と買い目

11月3日(金)放送の出演コンシェルジュは競馬評論家の棟広良隆さんとフリーの競馬記者・辻三蔵さん。番組で披露された予想の中から東京11R「京王杯2歳ステークス(G2)」と、福島11R「みちのくステークス」の印および買い目を紹介します。

暮れの2歳G1(朝日杯FS・阪神JF)へと続く一戦「京王杯2歳ステークス(G2)」。昨年は3番人気モンドキャンノが制しています。



競馬コンシェルジュの予想

東京11R 京王杯2歳S 2017
棟広良隆
◎  3.マイティワークス
◯  1.タワーオブロンドン
▲ 10.ピースユニヴァース
△  5.タイセイプライド
注  8.アサクサゲンキ
×  2.トーセンアンバー
×  9.エントシャイデン

辻三蔵
◎  2.トーセンアンバー
◯  9.エントシャイデン
▲  6.カシアス
△  1.タワーオブロンドン
△  8.アサクサゲンキ
△ 10.ピースユニヴァース


棟広良隆「本命③マイティワークスが新馬戦(新潟・芝1400m)で記録した1分22秒8という走破時計は非常に優秀なもの。単純に比較しても⑤タイセイプライドがダリア賞を勝った時計と0.4秒しか変わらない。その後の2走目は距離が1600mに伸びて良さが出なかった。前走は酷い道悪だった。そして今回は待望の新馬戦と同じ軽い芝の1400mという舞台。確かに今回メンバーは相当強くなるし、500万以下クラスを2回勝てていないので人気が薄くなって当然だと思うけど、”軽い芝の1400mという舞台”に注目して、ここまで人気がないのであれば狙ってみたい。①タワーオブロンドンは札幌の重い芝から阪神の軽い芝に替わってパフォーマンスレベルをグっと上げた。ききょうSの1分21秒7という走破時計も優秀だし、後続に付けた0.6秒という着差も文句なく完勝。ただ今回速い上がりタイムを要求される東京コースに替わる。前走メンバー中最速の上がりを使っているけど35秒2止まり。これをどこまで詰めることができるかというのが一つのポイントになる。⑩ピースユニヴァースは初勝利を上げるのに3戦を要したけど、距離を1800m・1600m・1400mと、どんどん短くしていって1400mで勝利した。距離適性にも注目する価値はあるけど、それ以上に注目したいのは使った上がりタイム。33秒6という決め手を使っての差し切り勝ち。これはこのメンバーに入っても上位に位置する決め手になる。1400mが合っているという距離適性を見つけたことと、軽い芝でしっかりと切れるという2つの条件から、メンバーが強くなってもむしろ魅力の方を感じる」

辻三蔵「京王杯2歳Sの種牡馬別成績をみると、ディープ産駒の相性がいい。その中で本命②トーセンアンバーは明らかに東京向きの瞬発力に優れたディープ産駒。前走のサフラン賞はスタートが決まらず最後方からの競馬。明らかに前残りの展開だったが大外を回って3着に追い込んできた。3戦連続メンバー最速の上がりを使っているし、3走前の東京・芝1600mで記録した上がり3F33秒0は今回の出走馬の中でも最速。切れ味勝負はどんと来い。対抗⑨エントシャイデンも切れ味鋭いディープ産駒。新馬戦で2着馬ラストプリマドンナ(しぶといタイプ)を瞬発力とともに競り合いで負かしたというところは評価できる。混戦に強いタイプなので重賞でも即通用すると思う。3番手は⑥カシアス。キンシャサノキセキ産駒は京王杯2歳Sで3年連続連対中と相性がいいし、この馬は東京のような軽い芝が向いてるタイプだと思うので、函館から東京に替わる今回買ってみたい」

買い目

棟広良隆

3連複 軸1頭ながし
 3-1.10.5.9.2.8.6
合計:21点

辻三蔵

単勝
  15,000円

3連複 軸1頭ながし
 2-1.6.8.9.10
10点 各2,000円

馬連
 1-2 5,000円
 2-5 3,000円
 2-6 5,000円
 2-10 2,000円

枠連
 [2]-[7] 5,000円

総額:55,000円

 

福島11R みちのくS 2017
棟広良隆
◎  1.ダノンルージュ
◯  7.ユキノアイオロス
▲ 13.レジーナフォルテ
△  8.アレスバローズ
× 10.ラズールリッキー
注  2.ペイシャフェリシタ
注  4.ライトフェアリー

辻三蔵
◎ 10.ラズールリッキー
◯  8.アレスバローズ
▲ 13.レジーナフォルテ
☆  1.ダノンルージュ
△  2.ペイシャフェリシタ
△  4.ライトフェアリー
△ 11.ナインテイルズ


棟広良隆「昨年の2着馬①ダノンルージュは器用なので内目を縫ってくることができるだけに昨年と同じ1枠①番を引いたのは大きなプレス材料。昨年2着している得意なコース、今年もこのコース代わりでの一発があっていいと思う。⑦ユキノアイオロスも馬群を縫って来ることができる器用さがある。4走前(福島 芝1200m)の3着から、着順は9着・6着・8着と振るわないように見えるけど、3走前(新潟 芝1000m)の直線競馬はメンバー中最速の上がりを使って0.4秒差。2走前(中山 芝1200m)も0.4秒差。そして前走は(東京 芝1400m)0.5秒と、着差だけ見ると着順ほど地味じゃない。そう悪くない内容を続けていて(1.2.4.4)という実績のある福島に戻ってきての今回なので、9歳馬だけど注意を払いたい」

辻三蔵「⑩ラズールリッキーは福島の芝1200mで4戦3勝と相性がいい。この馬で3勝を上げている黛騎手が2週連続追い切りに乗って熱心に仕上げているので、今回も逃げに持ち込める状態だと思う。近2走は北海道の洋芝が合わなかった」

買い目

棟広良隆

3連複F 28点
 1.7-13.8-13.8.10.1.7.4.2.11.5.3
馬連4点、馬単4点
 1.7 → 13.8
合計:36点

辻三蔵

馬連6点、3連複15点
 10-8.13.1.4.2.11
合計:21点