青葉賞、天皇賞春 2017 トラックマンTV 勝負レース 予想と買い目

今週 4月28日放送のトラックマンは、東が競馬ブックの林 茂徳さん、西がスポーツニッポンの細原 邦央さんです。東西トラックマンの自信の勝負レースであるダービートライアル「青葉賞 (G2)」の印と買い目、そして日曜日に京都競馬場で行われる「天皇賞・春(G1)」の印と見解を紹介します。細原さんは昨年の天皇賞春(三連単242,730円)を的中させました。

まずは先週の勝負レースの結果から。東京3レース「3歳未勝利」で勝負した日刊競馬の桧原正行さんは的中しませんでした。京都2レース「3歳未勝利」で勝負した競馬ニホンの信根隆二さんは単勝1.4倍、三連単24.5倍を的中させ、配当総額16,450円、収支は+3,450円でした。



林 茂徳 細原 邦央
成績 2017年勝負レース1戦1勝 +94,120円
2016年勝負レース5戦1勝 -71,070円
2017年勝負レース1戦0勝 -15,000円
2016年勝負レース5戦1勝 -8,750円

トラックマンTV 予想

青葉賞 2017
林 茂徳(勝負レース)
◎ 10.アドミラブル
〇  6.アドマイヤウィナー
▲  9.ベストアプローチ
△  4.ポポカテペトル
△  7.マイネルスフェーン
△ 11.トリコロールブルー
△  5.ダノンキングダム
△ 12.イブキ

細原 邦央(勝負レース)
◎ 10.アドミラブル
〇 11.トリコロールブルー
▲  2.サーレンブラント
△  4.ポポカテペトル
△  9.ベストアプローチ
△  7.マイネルスフェーン
△  5.ダノンキングダム


林 茂徳「本命⑩アドミラブル。前々走の未勝利戦を勝った時計1分45秒8は同じ日の古馬オープン大阪城Sの1分47秒1より速い。ここは楽に突破してくれると見ている。対抗⑥アドマイヤウィナー。大寒桜 を買った馬が4年続けて馬券になっている。この馬の2分13秒6という時計も昨年のレッドエルディストあたりと比較しても遜色ない。ホープフルSのダメージから立ち直ってきたところも評価。⑨ベストアプローチはセントポーリア賞6着だったが上がりはメンバー最速でゴール前の勢いが目に付いた。血統的にも2400mは魅力。1勝馬で陣営の本気度も相当高いはず。東京2400という舞台であれば脚を余すことなく力を出し切れると見て▲」

細原 邦央「本命⑩アドミラブルはクラシック向きの血統。ダービーに駒を進めるものと考えている。上がり最速馬が過去10年で7勝、2位の馬も2勝と、決め手勝負の傾向が強い。アドミラブルの決め手はここでも通用すると思う。⑪トリコロールブルー。前走・スプリングS(G2)は大外枠が響いて、チグハグな競馬になり5着に敗れてしまった。兄のワールドインパクトも友道厩舎で青葉賞2着に来た。広い東京はもってこいだと思う。②サーレンブラント。ディープ産駒であるこの馬が未勝利を勝った東京で開花したり爆発したりすることを期待して▲」

買い目

林 茂徳
馬単
 10 → 6.9.4 各1,500円
 6.9.4 → 10 各500円
3連単フォーメーション
 10 → 6.9.4 → 6.9.4.7.11.5.12 各300円
 10 → 6.9.4.7.11.5.12 → 6.9.4 各200円
合計:15,000円

細原 邦央
馬連
 10-11 2,500円
 10-2  1,500円
 10-4.9 各1,000円
 10-7.5 各500円
3連単 1着固定流し
 10 → 11.2.4.9.7.5 各100円
合計 10,000円

 

天皇賞春 2017
細原 邦央
◎ 15.サトノダイヤモンド
〇  1.シャケトラ
▲  7.アルバート
△  6.シュヴァルグラン
△  3.キタサンブラック
△ 10.アドマイヤデウス
△ 16.レインボーライン

林 茂徳
◎  3.キタサンブラック
〇  5.ファタモルガーナ
▲ 15.サトノダイヤモンド
△ 12.ゴールドアクター
△  6.シュヴァルグラン
△  1.シャケトラ
△ 16.レインボーライン
△  7.アルバート


細原 邦央「⑮サトノダイヤモンドと③キタサンブラックの実績は抜けた存在だが、気になるデータとして過去10年で1番人気馬は一度も連対していない。毎年、伏兵馬が穴をあけているレースなので、そういうところを狙っていきたい。本命⑮サトノダイヤモンド。前哨戦の阪神大賞典では距離適性うんぬんよりもこの馬の強さというか風格というのを感じた。この馬が完成度では現役最強馬だと思っている。対抗①シャケトラ。日経賞は終始外々を回らされるに形になったが、追われてからは一気に直線で突き放した。上位を占めた馬は内を通った先行馬だったので、外を回って差し切ったというのはこの馬のポテンシャルが高い証拠だと思う。マンハタンカフェ産駒なので長距離は問題ない、枠も絶好の1枠1番、素質開花した今なら、というところで対抗まで評価を上げた。▲⑦アルバート。ダイヤモンドSは前半すごく遅くて3400mにしては究極の上がり勝負になった。それを上がり3ハロン33秒4という、本当に3000m以上走ったのかというような抜群の切れ味だった。ここに来て瞬発力に磨きかかった印象。天皇賞春は決め手を必要とするので、そういうところでアルバートの一発もあるんじゃなかなと思う。以前のキタサンブラックはトモの緩さがあった。それで長距離路線をこなしてきたが、今は前腕とかの筋肉が付きすぎて中距離のスペシャリストにシフトしたんじゃないかなと思う。走りが余りにも首を使って沈み込むように力強くなっているので今は2000~2400mあたりがこの馬の強さを発揮する舞台。スタミナ自慢のスペシャリストが揃う今回、どうなのかな?というところで△2に」

林 茂徳「2強に割って入る可能性のある馬はいると思う。それを探し当てるのがこのレースの一番のポイント。本命③キタサンブラック。この馬はスーパーホースと言っていいくらいの完成度に達している。この枠順なら有馬記念のリベンジなると見ている。対抗⑤ファタモルガーナ。このレースのポイントはとにかくリピーターが活躍するレース。2回以上馬券になった馬は枚挙にいとまがない。この馬は昨年の天皇賞春が初挑戦で7着だったが、3~4コーナーで、キタサンブラック、カレンミロティック、アドマイヤデウス、シュヴァルグラン、アルバートが最内を回ってくる中、この馬はずっと外を回ってきた。しかも直線入口で外に振られる不利もあったが最後しぶとく伸びてきた。2強に割って入る伏兵として⑫ゴールドアクターと⑤ファタモルガーナを考えていて、内枠に入った方に対抗を打とうと思っていた。
⑮サトノダイヤモンドは阪神大賞典で自力勝負になり、非常にタフなレースを走り切ったということ、序盤にちょっと折り合い面で難しさを出していたというところ、この2点が死角として隙になりうると見ている。もう一つ付け加えるなら枠順。春の天皇賞というのはちょっと特殊なレースで8番枠以内に入った馬が好成績なのに対して、それより外に入った馬はかなり分が悪い。この枠順は試練だと思う。過去に幾多の名馬が枠順で力を出し切れなかったケースをたくさん見てきた。そういう意味で▲という評価にした」